2025.10.06
【実証実験レポート4】半田中学校 「ベンチ制作」プロの指導で本格化
前回の記事はこちら 【実証実験レポート3】半田中学校「優秀賞ベンチ制作」が本格始動
アイアムデザイン株式会社が進める「ベンチデザインプロジェクト」では
2025年10月6日、半田中学校3年7組の生徒たちによる制作第2班の活動が行われました。
地域を代表する専門家の監修のもと、優秀賞ベンチのデザインを形にする重要な工程が進みました。
- 地域の職人と共に、安全な木材カットを実施
生徒たちはベンチ制作の根幹となる木材の切断作業に挑戦しました。
作業の安全確保と正確な加工技術の習得のため、地元・愛知県半田市で活躍する大工・職人の
マツシマ建築様に現場を監修いただきました。
プロの職人から電動工具の正しい使い方や、木材の切断面をきれいに仕上げるコツを直接指導を受けながら、生徒たちは前回第1班が割り出したサイズに基づいて、慎重かつ大胆に木材をカットしていきました。
生徒たちは、木材を切る音や感触から、ものづくりの楽しさと難しさを実感し、
「職人さんの手際の良さに感動した」と興奮した様子でした。

- プロの視点で選ぶ、ベンチを彩る「色」
ベンチを仕上げるための塗装色の選定が行われました。
色彩のプロとして、大府市で建築塗装を手掛ける真栄建装様に監修いただき、
生徒たちはプロが使用する専門の色見本帳を広げました。
色見本帳には、微妙なニュアンスの異なる色が数多く並び、
生徒たちは優秀賞デザインの意図を考えながら、真剣に議論を交わしました。
真栄建装様からは、プロならではの専門的なアドバイスがあり、生徒たちはデザインだけでなく、機能性や見え方ついても理解を深めることができました。

今後の予定と期待
今回の制作活動は、地元のマツシマ建築様、真栄建装様という二社のプロフェッショナルにご協力いただくことで、生徒たちにとって実践的かつ安全性の高い、濃密な学びの場となりました。
まちづくりのプロジェクトを通して、生徒たちが地域のプロフェッショナルと交流し、
その技術や知恵に触れることは、将来のキャリアや地域への関心を高める貴重な経験となっています。
今後も制作は続きます。
生徒たちの手によって、ベンチがどのように組み立てられ、彩られていくのか、ご期待ください。